てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?
てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?

てんかんは手術が必要?後遺症は?失敗のリスクは?

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てんかんはさまざまな年代の人に起こる脳の病気ですが、これには脳梗塞や脳出血、麻痺など、てんかん以外の症状もある「症候性」のものと原因が見つからない「特発性」のものがあります。
そして、症候性の場合には薬が効かないことも多いので、その場合は手術が必要となってきます。
てんかんの手術は、異常な作用を行う脳の一部を取り除いたり、血管が神経に触れている部分を離したりして、てんかんの発作が完全に起きないようにすることを目指す、機能的脳外科手術に分類されます。
そして、この場合に多いのは側頭葉てんかんですが、この病気では側頭葉の内側にてんかんの発生地(焦点)ができていて、側頭葉の内側の海馬は硬化していると考えられます。
また、手術の内容としては、てんかんの焦点を切除する方法と、そこから起こるてんかん波が広がるのを抑える方法があります。
なお、この場合の切除の場所としては、側頭葉と海馬扁桃体を切除する場合と、海馬と扁桃体だけを切る場合があり、前者の場合には視野の一部が欠けたり、後者の場合には記憶力の低下や失語症などの後遺症が生じることがあります。

手術

ただ、後遺症が生じるリスクがあるとは言っても、てんかんの手術が成功する可能性はかなり高く、成功率は約8割程度と言われています。
特にてんかんでは、仕事を持っている場合、いつ発作が出るか分からないので本人も周囲も気を使う必要がありますが、手術を受けることでそのような発作が全く起こらなくなる可能性も高いと考えられます。
そして、発作が起こらなくなれば、仕事だけでなく日常生活でも今までより安心して過ごせるようになるので、これは大きなメリットと言えるでしょう。
てんかんの中でも、意識障害などがある場合は、発作時に意識を失って倒れると非常に危険ですし、また、なかなか治らないてんかんを持っていると、大きなストレスになり、うつ病的な症状が出る可能性があります。
ですから、てんかんの発作によって意識がなくなるなどの意識障害が起こる場合には、できるだけ早く病院に行って、検査をしたり、この病気の治療法などについてアドバイスを受けると良いでしょう。


そしてこの病気の中でも難治性と診断された場合は、手術をすることになる可能性が出てくるのでその場合、特に手術の成功率が高く、リスクに対する不安や疑問などに関してしっかりと対応してくれるような医療機関を探すようにすることをお勧めします。
なお、手術の費用に関しては保険が適用される上に、自立支援医療制度なども利用可能なので、10万円未満で受けることができると考えられます。

治療薬で改善されない場合の手段として考えましょう

てんかんの場合、まず治療薬を使った薬物用法が行われることが多いのですが、薬が効かない場合は手術を考えることになるでしょう。
そして、「2年2剤の法則」と言われるように、2種類以上の薬を2年以上飲み続けても効果が出ない場合は難治性てんかんということになり、手術が必要になる可能性が高いと言うことができます。


ただ、側頭葉てんかんでは脳の働きにとって特に重要な海馬が手術対象となります。
そのため成功率が高いと言っても、記憶力低下などの後遺症の他、数%未満ではあっても、失語や半身不随などの大変な症状が出る可能性があるというリスクを考えておくことが大切です。 そして、受診する場合は、特に手術の成功率が高いことや口コミでの評価も高いような病院を選ぶと良いでしょう。



ただ、リスクと言っても、最近の医学の進歩には目覚ましいものがあり、この場合の手術に関しても、以前に比べて安心感がさらに強まったと考えられます。
特に難治性の場合には、そのままでは意識障害などの発作が続いてしまう怖れがあるので、側頭葉てんかんでの失語などの後遺症について考えはしても心配しすぎずに、信頼できる病院を探して手術を受けることを考えてみると良いでしょう。
そして、てんかんが完治した場合には、仕事でも自分の力を発揮して充実した生活が送れるようになるというメリットも考えて、治癒を諦めずに治療内容を検討することをお勧めします。