てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?
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てんかん発作に食事療法を!噂のケトン食療法とは?

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皆さんはケトン食療法という言葉を聞いたことがありますでしょうか?血糖値を意図的に下げ、ケトン体という物質を血中に出し、それをエネルギーとして消費できる体にしていく。
これだけを聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、やり方そのものはおなじみの低糖類ダイエットとよくにたやり方をします。
てんかんの発作というのは本人にとっても、家族にとってもとても負担の大きいものですが、このケトン食療法という食事療法が発作を抑えるという研究があります。


実はてんかんという病気そのものは全体的にはそれほど治りにくい病気ではありません。 適切な投薬療法をすれば十分に効果があらわれ、てんかんの発作が全くない状態、つまり寛解状態に持って行くことも6割から7割の患者さんでは可能です。
また、残りの3割から4割の患者さんの半数ほどは手術によって改善が見込める場合が多いのです。しかし問題は残り2割の患者さんです。
投薬治療をしてもてんかんの発作がなくならない場合、手術をしようにもてんかんの原因になっている脳の部分が危険すぎて切ることができない場合もあります。


このように今までのオーソドックスなやり方で発作を止めることが難しいてんかんの患者さんを、難治性てんかんと呼びます。
大半の薬によって発作を抑えることができている患者さんにとっても、抗てんかん薬というのは副作用が大きいので、できることならば減らしたいし、可能なら飲むのをやめたいというものであります。
これがもし食事療法で治るなら、と思う患者さんは本当に少なくないと思います。
食事療法といえばマクロビオティックに代表されるように玄米などを主食にして、小麦粉料理を避けるというようなやり方もありますが、ケトン食療法ではまた別のアプローチをします。
とにかく糖類を避けるということを徹底的にやります。そのため体はエネルギー不足状態、つまり飢餓状態になりますが、それを補うためにすぐに ケトーシス、という脂肪 エネルギーに変える状態に変化していきます。
また糖類は癌とも深い関わりがあり、ケトン食療法によって低糖類な食事を続け血糖値を下げることによって、癌自体も攻撃することができます。


なぜならば癌細胞は糖類しかエネルギーにすることができないのです。まさに癌を兵糧攻めに出来るので、糖類なしで体を維持していくためには体をケトン体質にする必要があります。
このためこの食事療法では小麦粉料理などの吸収しやすいでんぷん質は徹底的に避け、極力玄米などに抑えます。
これは巷の低糖質ダイエットのように大雑把なやり方では、とても危険なやり方になってしまいますので、大まかにではありますがそのやり方を紹介しておきます。

体内のケトン体を食事制限で整える!

基本的に主食の糖質を極力減らすことを目標にします。 糖類1日摂取量の目安は40g以下で、一度の食事につき糖類が20gを超えないようにします。砂糖などはもちろん、ご飯パン麺類は糖質が豊富なので摂らないようにします。
白米 また野菜の中でも芋類は特に糖類が豊富なので注意が必要です。果糖が多い甘い果物も避けます。果糖自体はすぐには血糖値をあげませんが、体内で徐々にブドウ糖に変換されるからです。
タンパク質は体重の0.1~0.2%を摂取します。体重50kgなら50gから100gです。癌の攻撃を目的にする場合は赤身の肉などは避けて、大豆製品や魚や卵などを利用して摂取します。


てんかんに関しては牛肉などの赤身の肉が良い結果をもたらすという報告もありますので、それほど気にはしません。
糖類を制限しだすと2週間ほどで速やかにケトン体が消費できるケトーシスという状態になります。こうなればしめたもので、てんかんの発作も癌の大きさにも改善が期待できます。
ケトーシスになるためには、穀物として精製度の高い小麦粉料理などはもっての他なので、どうしても穀物を食べるような時は、玄米やトウモロコシ、全粒粉など精製度の低いものを食べるようにします。
この食事療法の副作用として代表的なものには体臭の変化ケトン臭という独特の油臭いような臭いが出る場合だったりお腹が緩んでしまったりということがあります。


しかし癌やてんかんなどの他に方法のないような場合において、期待できる改善と副作用を天秤にかけたとき、それほど大きなリスクとはいえないでしょう。 ただし、やり方などによっては衰弱などを招きますので、必ず専門家の指示のもとで行うようにしてください。