てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?
てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?

わが子は大丈夫?若年性ミオクロニーてんかんとは

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若年性ミオクロニーてんかんは突発性全般てんかんのひとつで、とりわけ思春期前後に発症しやすい症状です。 ミオクロニー発作は自分の意図に関係なく、手足の筋肉が電気ショックを受けたようにピクピクとしびれる発作です。左右の手足で発作の出方に差があり、基本的に意識障害は起こしません。
発作の時間は1~2秒と短いものの、強いけいれんが起こるため、転倒したり手に持った物を落としたりすることがあります。ときには大発作や欠伸発作を併発することもあります。
他のてんかんと合併していると診断が難しくなります。ミオクロニー発作は意識障害がないため、発作を自覚できることも特徴になっています。


親子

ミオクロニー発作を起こした後、筋肉が脱力すると転倒しやすくなるため、頭部を打たないように配慮しなければなりません。一方発作の後で筋肉が硬直し、元に戻らなくなることもあります。
これをミオクロニー脱力発作と呼びます。ミオクロニー発作を起こすてんかんには、このほか乳幼児に多発するミオクロニー失立てんかんや、小児に起こりやすいミオクロニー欠伸てんかんがあります。
ミオクロニーてんかんは本人が自覚していても、家族が気づいていない場合があります。
発作は起床してから1~2時間の間に出ることが多く、特に寝ているところを起こされると出やすくなります。そのため、わざと寝不足にして検査をすることがあります。 強い光や点滅する光を直視すると、ミオクロニー発作が起きる場合も見られます。ただし顔面がピクピクとけいれんしたり、眠っているとき手足がピクッとけいれんしたりする症状は、ミオクロニーてんかんではないので注意が必要です。


てんかんの原因は脳内の電気信号に異常が発生するせいだとされています。
異常の原因は脳の病気や事故や手術など、はっきりと分かる場合もありますが、全体の約4割を占める突発性てんかんは、原因がよくわかっていません。
遺伝子が関係しているという説があり、ミオクロニー発作が遺伝するケースも見られます。なお男女とも思春期に発作が起こりやすく、性別による違いはありません。
ミオクロニー発作は短時間で治まることから、家族が気づいていても医師を受診しないケースが少なくありません。
思春期に大発作を併発して意識障害など起こしたとき、初めて医師にかかる場合が多くなっています。病院では脳波の検査によって症状を診断します。薬で発作を抑えるのが主な治療法になります。

小児が発症すると厄介な若年性ミオクロニーてんかん

てんかんは脳波の異常の特性や発生する部分によって、さまざまな種類に分けられています。小児では他にローランドてんかんなどが比較的多く見られます。
小児てんかんの多くは良性で、思春期以降になると自然に症状が治まっていき、やがて完治すると言われています。しかしミオクロニーてんかんは、成人までに完治させることができません。


一般に治療薬を適切に使用すれば、80~90%の割合で症状を抑えることが可能です。そのため日常生活を送るには大きな困難はないとされています。
ただし再発することも多いので注意しなければなりません。発作が治まったからといって薬をやめると、90%の確率で再発するといわれています。
原因や治療法に関しては、まだ分からない部分も多く、特に小児で発達遅滞が伴う場合には、予後が良くないケースが少なくありません。発作を抑え、生活の質を向上させることが第一の対策になります。
良性のてんかんは発作が出なくなれば徐々に薬の量を減らしていき、やがて薬なしでも生活できるようになりますが、ミオクロニー発作は再発を抑えるために薬を飲み続ける必要があります。
完治させるのが難しい症状とは、気長につきあっていく覚悟が求められるでしょう。