てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?
てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?

周りの人は大丈夫?躁うつ病や自律神経失調症では?

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悩む女性

躁うつ病と自律神経失調症については、日常的には曖昧な認識が定着しており二律背反の関係にあるようにも思えますが、実は症状や病態の次元が異なっているので、両方の病気を併発していることがあります。
自律神経は、私達の呼吸や体温、発汗作用から胃腸などの内臓器官の働きを調整する役割を担っており、全身に広く分布して存在しています。
例えば発汗作用を例に取れば、汗を流すように汗腺の機能を活発化させるのには交感神経、汗を鎮めるのには副交感神経が作用しています。
体に明白な病気が認められないものの、自律神経の調整機能のバランスが崩れている状態を自律神経失調症といいます。自律神経は全身の臓器や血管神経に存在していることから、あらゆる症状に影響すると言っても過言ではありません。


これに対して、双極性障害とは躁状態(気分がハイになる)とうつ状態をいったりきたりする精神障害です。
躁状態になると気分が高揚し、ギャンブルに高額の金をつぎ込んだり、活動性が高まりおしゃべりになる、ショッピング回数が急速に増えるなどの躁症状が見られます。
反面うつ症状が出ると、何事に対しても無気力になり、自殺念慮を表明するネガティブな言動の増加、リストカットなどの自傷行為をする等の精神状態の変化が見られます。


双極性障害はこれらの症状の現れ方に応じて、躁症状が中等度以上現れるI型と、躁症状が軽くうつ症状が強いII型に分けられます。
躁症状が観察されれば躁うつ病の診断は容易につきますが、うつ症状が先行し、後日に躁症状が出現するタイプでは診断が難しいとされています。


双極性障害の原因は解明されていませんが、ストレスへの耐性が低い精神的脆弱性を基礎的に抱えている人が、身体的心理的負担に耐え切れず躁うつ病等を発症すると考えられています。
治療としては抗躁薬の服用による投薬治療を中心に心理療法、社会的サポート援助を併用します。
双極性障害の薬物治療は、症状の変遷に応じて気分安定薬を中心に、躁症状には鎮静効果のある抗躁薬を、無気力なうつ症状には抗うつ薬を使用します。


また、自律神経失調症は自律神経の調整の不具合の有無の観点から診察が下されます。 そのため器質的疾患(血液検査や画像検査などで異常を認める病気)がなく自律神経の失調症状が観察されれば自律神経失調症の診断が付きます。
躁うつ病は精神力の低下の有無から診断をしています。自律神経の調整がおかしくなれば、精神力も低下するので、躁うつ病の患者は自律神経失調も合わせて診断を受けることは珍しくありません。

うつの人に絶対にやってはいけない接し方

躁うつ病でもうつ状態になっている人は、精神的に非常にストレスに敏感な状態に置かれています。接し方を誤ると、自殺念慮の高まりや自傷行為の激化など命に係わる問題行動にでることも珍しくありません。
ネガティブな言動ばかりに接していると、つい強い言葉が出ていまいがちですが、うつを軽視するような声掛けは厳に慎む必要があります。
うつを軽く見る言動や接し方に遭遇すると、うつ状態の人は自分のことが理解されていないとますます自分で追い込み自殺に走りかねません。
うつ状態ではネガティブな気分に支配されているので、はた目には無気力で怠けているだけのように見えることもあります。
このような相手を前にすると感情的な言葉を発してしまいがちですが、相手は病気なのだと、冷静になって語りかけてあげましょう。


痛々しい自傷行為等を見つけてしまうと、励ましの言葉をかけたくなる衝動に駆られます。ここで禁物なのは励ましの言葉です。
頑張りたくても頑張れない状況で袋小路に入っているので、励ますのではなく、寄り添う姿勢を見せてありのままの相手を肯定する優しさを持ちましょう。
うつの人は何でもない言動すらもストレスに変換してしまいかねない精神状態にあります。想定以上に精神的にデリケートになっているので、精神的に正常な人とは異なる接し方が必須になります。
他方で、躁状態は一見するとハイな気分になっているだけなので特に病的印象を与えないことがありますが、うつ状態だった人が躁状態に気分を急変するようであれば病気の変化を示唆する症状です。 家族や恋人など近しい方は、抗躁薬の服用を忘れないよう見守ってあげてください。