てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?
てんかんの症状が出る原因は人それぞれ違う!?

突然てんかんの発作が起きた場合の周りの人の対処法!

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てんかん発作が起きた時に周りの人の対処法で最も大切なことは、慌てないことです。落ち着いて冷静に対処すること、騒ぎ立てないことが重要です。
てんかん発作時の対処法で絶対にやって欲しくないことが、いくつかあります。体をゆする、体を抱きしめる、叩く、大声をかける、口に物を入れるといったことは、絶対にやらないでください。
けいれんが起きている時に、舌を噛むのを防ぐために一昔前は口にスプーン等を入れていました。
しかし今は、口の中を傷つける原因となることや、余計に抵抗することも多いことから、止めてほしいことのリストに上がっています。けいれん時に口に物を入れるのは、何のメリットもないので、口には何も入れないでください。
初めて発作を見た時は、大丈夫ですか?などと大声で名前を呼んだり、頬を叩いたりしがちですが、これもNGです。
基本は入浴中であれ食事中であれ、どのようなシーンであっても、危険なものを遠ざける、ケガをしないように気を配る、呼吸が楽になるように衣服をゆるめるの3つです。これらを慌てず落ち着いて行ってください。


風呂

入浴中に発作が起きた時は、まずはお湯から顔を出します。浴槽から出せそうな時は、浴槽から出します。無理なら、浴槽の栓を抜いて排水してください。
入浴中の発作で最も気をつけるべきことは、溺水です。呼吸が止まっている時や大量の水を飲んでいる時は、栓を抜いて排水し119番通報です。
プールでの発作時の対処法は、無理にプールからひきあげようとしないことがポイントになります。けいれん中は水の中で体を支えます。背泳ぎのような体制で顔を水面から出して、浮かせるようにしてください。浮き輪があればベターです。
発作後に意識が回復してから、ゆっくりと引き上げてください。既におぼれている場合は、119番通報で救急要請です。
プールには、監視員やスタッフもいることでしょう。自分一人で何とかしようと思わずに、周りにも協力をお願いしましょう。


食事中の発作時の対処法で大切なのは、無理に口の中に手を入れて食べ物を取り除こうとしないことです。食べ物で窒息して呼吸ができなくなる心配は、それほどありません。
むしろ、食事中の発作は、食器をひっくり返して火傷したり、手に持っているフォークなどで突いてケガをしないように気を配ってください。顔は横に向けておくと、食事中に食べたものを吐いた時に窒息するのを予防できます。


数年前に京都で、運転中に発作を起こした事故のことは記憶に新しいでしょう。運転中の発作による事故を防止するため、てんかん患者の車の運転に対しては、次のようになっています。
日本てんかん協会では、「投薬なしで過去5年間発作がなく、今後も再発の恐れがない場合を除いて、通常は大型免許及び第2種免許の適正はない」としています。
運転の許可が出て運転する場合は、自分のてんかんについて正しくしっかりと理解できていることが前提条件でしょう。
尚、医師の指示を守らずに運転している場合は、医師は守秘義務に関係なくそのことを警察や公安委員会に通報できる制度も開始されています。

道端で知らない人が急に倒れた!?その時あなたは

道端で知らない人が歩行中に急に倒れた場合、てんかんの可能性もあります。その時はどのように対処すればよいのでしょうか。
まず、道路の真ん中や階段などで倒れている場合は、安全な場所に移動します。横にして周囲の危険な物を除きます。周りの歩行中の人たちにも協力を呼びかけましょう。繁華街では多くの人の協力が必要になることもあります。
野次馬が集まって来て騒ぎ立てるのは良くないので、人を整理する人、記録を取る人、交通量の激しい所から安全な所に移動する時は、運転中のドライバーや歩行中の人たちにも、道を空けてもらうなどの協力が必要になります。
自分一人で何とかしようと思わないことが大切です。
安全な場所に移動したら、呼吸しやすいようにボタンやベルトやネクタイなどをゆるめます。頭を打ってケガをしていないか確かめます。そして、時計で倒れた時刻を確認して記録しておきましょう。

意識はあるか、呼吸はしているか、脈拍に異常はないかを確かめます。けいれんはあるか、四肢は突っ張っていないか、顔色はどうか、なども確認できるとベターです。
てんかんの場合は、突然起こって突然終わります。発作後はケロッとしていることも多いことが特徴です。発作後に救急車が到着するケースもありますが、記録を救急隊員に渡しておくと、医療機関でもとても助かります。


てんかんの対処法で最も重要なことは、食事中であっても入浴中であっても歩行中であっても、慌てず落ち着いて冷静に対処すること、周りに協力してくれる人がいる時は一人で何とかしようと思わずに協力をお願いすることです。
また、倒れるのではなく意識がぼんやりしたまま動いている時は、一定の距離を保って行動を共にし、危ないものを取り除いて見守り回復を待ちましょう。